【シャドバビヨンド】第9弾ナイトメア新カード全10枚を考察|アズヴォルト・レヴナント
第9弾カードパック「アズヴォルト・レヴナント」では、ナイトメアに10枚の新カードが追加されます。
今回の追加は、大きく分けると「ラストワード」と「自傷」の2方向です。特に《イステンデッドVSマルチルゲート》を軸にしたラストワードデッキと、《ガロダートVSゼット》をフィニッシャーに据えた自傷デッキは、新環境で試す価値がありそうです。
この記事では、ナイトメアの新カード全10枚に加え、相性がよさそうなニュートラルカード6枚も考察します。
※カード評価は2026年8月26日時点の実装前評価です。

ナイトメア新カード10枚の特徴
まずは、ナイトメアに追加される10枚の役割を一覧で整理します。ラストワード軸と自傷軸のどちらで使うカードなのかを押さえておくと、各カードの評価も分かりやすくなります。
| カード | コスト | 主な役割 |
|---|---|---|
| イステンデッドVSマルチルゲート | 7 | リアニメイト・全体除去・ラストワード軸のクレスト |
| ガロダートVSゼット | 8 | 自傷デッキの疾走フィニッシャー・全体除去 |
| 強襲の特攻隊長 | 2 | お互いのリーダーへの2ダメージ・アグロ要員 |
| 幽冥の中尉 | 2 | ラストワードで後続を残すフォロワー |
| 鉄鎖の繋がり | 2 | 盤面処理・自傷・相手リーダーへの打点 |
| 死神払い | 2 | 好きなフォロワーに自己復活のラストワードを付与 |
| ホラーサプライズ | 4 | 2体展開・1~8コスト達成の4コスト枠 |
| 淵底の大佐 | 6 | 守護・ランダム破壊・回復を備えたラストワード要員 |
| 激烈の副総長 | 6 | 全体ダメージ・ドロー・自傷 |
| トゥインクルデビル | 7 | 確定除去とリーダーへの2ダメージ |
イステンデッドVSマルチルゲート
ラストワード軸の中心として、最初に確認したいレジェンドカードです。リアニメイトによる展開だけでなく、継続的な盤面処理まで1枚で担えます。

《イステンデッドVSマルチルゲート》は、ファンファーレで「リアニメイト2」を3回行い、相手の場のフォロワーすべてに2ダメージを与える7コスト3/3フォロワーです。
さらに超進化すると、ターン終了時に自分のラストワードを持つカード1枚と、相手のフォロワー1枚をランダムに破壊するクレストを獲得します。
超進化で6/6になるため、攻撃で1体を処理しながら、クレストでも相手のフォロワーを1体破壊できます。ファンファーレの全体2ダメージも含め、盤面を一気に取り返しやすいカードです。
クレストは一度獲得すれば、その後もラストワードを持つカードが自分の場にある限り働きます。そのため、低コストのラストワードフォロワーを継続的に場へ出せる構築と相性がよさそうです。
リアニメイト先の有力候補が《幽冥の中尉》です。破壊されると同名カードを場に出し、出てきた個体は+1/+0と突進を持ちます。1/1を処理されても2/1突進が残るため、相手に処理を要求しながら盤面を取り返せます。
ガロダートVSゼット
自傷軸の勝ち筋として期待できる、もう1枚のレジェンドカードです。攻めと守りのモードを使い分けられますが、特に疾走による大ダメージが注目されます。

《ガロダートVSゼット》は、手札にある間、自分のターン終了時にリーダーの体力が12以下ならコストが1下がります。
ファンファーレでは、次の2つからモードを選択します。
- 疾走を持ち、自分のリーダーに2ダメージ
- 守護を持ち、相手の場のフォロワーすべてに8ダメージ
モードを強化していた《混融の継承者・シャム=ナクア》は新環境のローテーションで使用できないため、基本的にはどちらか一方を選ぶカードになります。
攻める場合は、超進化込みで攻撃力11の疾走になります。1回でもコストが下がっていれば、7コストで11点を狙える強力なフィニッシャーです。
一方、守護モードを選べば、相手の盤面に8ダメージを与えながら8/8守護を残せます。リーサルを狙う場面だけでなく、劣勢を立て直す使い方もできるのが強みです。
問題は、コストを下げるために体力12以下まで減らす必要があることです。自傷カードを増やしすぎると相手のリーサル圏内にも入りやすいため、回復や守護をどこまで採用するかが構築のポイントになりそうです。
強襲の特攻隊長

自傷アグロの序盤を支える、分かりやすい攻撃役です。相手を削りながら《ガロダートVSゼット》の条件にも近づけます。
2コスト2/2で、ファンファーレによりお互いのリーダーへ2ダメージを与えます。
標準的なスタッツを持ちながら相手リーダーの体力を削れるため、アグロ寄りのデッキでは使いやすいカードです。同時に自分の体力も減らせるので、《ガロダートVSゼット》のコスト減少条件にも近づけます。
ただし、相手のデッキの方が速い場合は、自分への2ダメージがそのまま負けにつながる危険もあります。強いカードではあるものの、無条件に3枚入れるより、デッキ全体の速度と回復量を見て採用枚数を決めたいところです。
幽冥の中尉

低コストのラストワード要員として、《イステンデッドVSマルチルゲート》と特に相性のよいカードです。倒されても後続を残せるため、盤面に粘り強く残ります。
2コスト1/1で、ラストワードにより同名カードを場に出します。出てきた《幽冥の中尉》は+1/+0と突進を持つ代わりに、ラストワードを失います。
最初の1/1が破壊されても2/1突進が残るため、相手から見るときれいに処理しにくいフォロワーです。《イステンデッドVSマルチルゲート》のリアニメイト2から出す候補としても優秀で、クレストで破壊するカードも確保できます。
単体で大きなアドバンテージを取るカードではありませんが、ラストワード軸を成立させるための土台になりそうです。
鉄鎖の繋がり

除去・自傷・相手リーダーへの打点を同時に進められるスペルです。自傷軸では序盤の盤面を支えながら、フィニッシャーへの準備も行えます。
2コストで、相手のフォロワー1体へランダムに3ダメージを与え、さらにお互いのリーダーへ1ダメージを与えます。エンハンス4では、この処理を2回行います。
相手の盤面を処理しながらリーダーにもダメージを通せるため、自傷アグロやミッドレンジと好相性です。自分の体力を減らし、《ガロダートVSゼット》の条件を満たす役割も持てます。
対象がランダムなので、相手の盤面が横に広がっていると狙ったフォロワーを処理できない可能性があります。単体のフォロワーに対して使うか、先に小型を処理して対象を絞ると使いやすくなります。
死神払い

フォロワーを再利用しながらラストワード持ちを増やせる、コンボ向けのスペルです。付与する相手によって価値が大きく変わるため、採用時は明確な対象を決めておきたいカードです。
自分のフォロワー1体に「ラストワードで同名カードを場に出す」効果を付与する2コストスペルです。
ラストワード持ちを増やせるため、《イステンデッドVSマルチルゲート》のクレストを起動しやすくなります。高コストの強力なフォロワーに使えば、破壊された後も同じフォロワーを残せるのが魅力です。
特に面白いのが、超進化した《イステンデッドVSマルチルゲート》自身へ付与する使い方です。超進化フォロワーは自分のターン中に能力で破壊されないため、ターン終了時のクレストで選ばれても場に残りつつ、相手側のフォロワーだけを破壊できる可能性があります。その後、相手に破壊されてもラストワードで同名カードを出せます。
ただし、リアニメイトでラストワード持ちを複数並べている場合、クレストの破壊対象はランダムです。必ず狙ったフォロワーを破壊または維持できるわけではありません。
ホラーサプライズ

1枚で2体を展開できるだけでなく、1~8コストデッキの4コスト枠をきれいに埋められます。破壊済みフォロワーの候補を絞りたい構築ほど価値が高まります。
4コストで《ゴースト》1体と《腐臭のゾンビ》1体を場に出すスペルです。
《混迷の監獄・アズヴォルト》や《途絶した輪廻・ゼラエル》を使う1~8コストデッキでは、4コスト枠をフォロワーにせず埋められる点が重要です。弱い4コストフォロワーを破壊済みフォロワーの候補に混ぜずに、4コストのプレイ条件だけを達成できます。
1枚から2体を展開できるため、盤面処理や相手リーダーへの打点にもつながります。ラストワード軸と1~8コスト軸の両方で試しやすいカードです。
淵底の大佐

自傷で減った体力を守りながら、ラストワード軸の動きにも参加できる守備役です。守護・除去・回復がまとまっており、長期戦で頼りになります。
6コスト4/6守護で、ラストワードにより相手のフォロワー1体をランダムに破壊し、自分のリーダーを2回復します。結晶2でも使用でき、カウントダウン4のラストワードで《淵底の大佐》本体を場に出します。
守護・除去・回復を1枚で担えるため、自傷によって減った体力を守るカードとして優秀です。ラストワードを持つので、《イステンデッドVSマルチルゲート》や《死神払い》とも自然に組み合わせられます。
《死神払い》を付与した《淵底の大佐》が破壊されれば、ランダム破壊と2回復を行いながら同名カードを残せます。コントロール寄りのラストワードデッキでは、かなり粘り強い盤面を作れそうです。
結晶でプレイした場合、1~8コスト条件では元のコスト2として数えられます。6コスト枠を埋めたい場合は、フォロワー本体としてプレイする必要があります。
激烈の副総長
盤面をまとめて処理しつつ、自傷とドローも進められる中盤のつなぎ役です。《ガロダートVSゼット》を次のターンに出すための体力調整にも使えます。

6コスト3/3で、ファンファーレにより相手の場のフォロワーすべてと、お互いのリーダーへ3ダメージを与えます。超進化時にはカードを2枚引き、さらにお互いのリーダーへ1ダメージを与えます。
超進化すれば6/6になるため、相手リーダーを直接攻撃できる状況では、ファンファーレ3点、超進化時1点、攻撃6点の合計10点を狙えます。同時に自分も4ダメージを受けるので、《ガロダートVSゼット》のコスト減少条件にも入りやすくなります。
たとえば6ターン目に《激烈の副総長》を超進化させ、自分の体力を12以下に調整できれば、ターン終了時に《ガロダートVSゼット》が7コストになります。次のターンに11点疾走へつなげる動きは、明確な勝ち筋になりそうです。
自分への4ダメージは非常に重いため、相手の返しの打点と守護の有無を確認して使う必要があります。
トゥインクルデビル

大型フォロワーを確実に処理しながら、相手リーダーにもダメージを与えられるカードです。ただし、同じ7コスト帯の競合と比べると、構築戦での採用理由はやや弱く見えます。
7コスト7/7で、ファンファーレにより相手のフォロワー1体を選んで破壊し、相手リーダーへ2ダメージを与えます。
確定除去と2点ダメージを同時に行えるものの、7コストのカードとしてはやや物足りません。進化時や超進化時の追加効果もなく、構築戦では《イステンデッドVSマルチルゲート》など、より大きな盤面差を作れる7コストと競合します。
単体性能が分かりやすく、相手の大型フォロワーを確実に処理できるため、2Pickでは使いやすそうです。構築戦では採用されてもミッドレンジの補助枠にとどまると予想します。
1~8コストデッキと相性のよいニュートラルカード
ここからは、ナイトメアと組み合わせたいニュートラルカードを見ていきます。特に元のコスト1~8をそろえる構築では、各カードがどのコスト帯を埋めるのかが重要です。
途絶した輪廻・ゼラエル

このバトル中に元のコスト1~8のカードをすべてプレイしていると、自分のターン終了時にデッキから直接召喚される9コスト9/9の威圧フォロワーです。
威圧を持つ9/9は非常に処理しにくく、確定除去や十分な全体ダメージを持たないデッキには大きな圧力をかけられます。ただし、直接召喚ではファンファーレの9ダメージは働きません。ファンファーレを使いたい場合は手札から9コストでプレイする必要があります。
同名カードを3枚採用していても、1回のタイミングで直接召喚されるのは1枚だけです。条件はその後も達成済みのままなので、デッキに残っていれば次のターン終了時に2枚目を直接召喚できます。
混迷の監獄・アズヴォルト

8コストのアミュレットで、元のコスト1~8をすべてプレイ済みならターン終了時に自壊します。ラストワードでは、このバトル中に破壊された自分のフォロワーからランダムに4種類を場に出し、自分のフォロワーすべてを+3/+3します。
8ターン目に条件を完成させながら置ければ、そのままターン終了時に強力な盤面を作れます。早い段階で出すほど相手に処理を要求しやすいため、基本的には8ターン目の起動を目指したいカードです。
場に出す効果なので、復活したフォロワーのファンファーレは働きません。ファンファーレに頼らず強いフォロワー、ラストワード持ち、疾走や守護など場に出た時点で役割を持てるフォロワーを破壊済み候補にしておく必要があります。
ブレードエンジェル

7コスト6/6で、自分の場にいるほかのフォロワー2体を+3/+3します。
スケルトンなどの1/1が2体いる状態なら、2体を4/4まで強化できます。《ブレードエンジェル》自身を進化させて守護を突破し、強化した2体で相手リーダーへ8点を通す動きは強力です。
ただし、事前に2体のフォロワーを残す必要があり、7コストとしては盤面依存が強めです。明確に横展開できるデッキでなければ採用は難しそうです。
最古の獄卒

6コスト6/6守護で、ファンファーレにより選んだ相手フォロワーへ6ダメージを与え、選んでいない相手フォロワーからランダム1体へ2ダメージを与えます。
1枚で2面処理を狙えるうえ、アクセラレート1では相手のフォロワー1体へランダムに2ダメージを与えられます。序盤は1コスト除去、終盤は守護と2面処理として使える柔軟なカードです。
1~8コスト条件では、アクセラレートでプレイすれば元のコスト1、本体でプレイすれば元のコスト6として数えられます。1枚のプレイで1と6の両方を満たすわけではないため、両方を埋めるには別々にプレイする必要があります。
無我の看守

5コスト4/4で、ファンファーレにより《最古の獄卒》を手札に加えます。その後、相手のフォロワーからランダム2体へ、自分の手札のニュートラルカード枚数と同じダメージを与えます。進化時にはPPを1回復します。
先に《最古の獄卒》を手札へ加えてからダメージを与えるため、少なくとも1ダメージは保証されます。ニュートラルを多く採用する1~8コストデッキなら、さらに高いダメージも狙えます。
《無我の看守》で元のコスト5を埋め、進化で回復した1PPから《最古の獄卒》をアクセラレート1で使えば、同じターンに5と1を進めながら追加の2ダメージを与えられます。別の《最古の獄卒》を本体でプレイすれば、6コスト枠も埋められます。
輪廻転衝

このバトル中に破壊された自分のフォロワーのうち、元のコストが最大のフォロワーからランダムに1枚を選び、同名カードをデッキに加えた後、カードを1枚引く2コストスペルです。
《途絶した輪廻・ゼラエル》が破壊された後に使えば、ゼラエルを再びデッキへ戻せます。元のコスト1~8の条件はすでに達成済みなので、デッキに残っていれば次のターン終了時に再び直接召喚できます。
ただし、デッキへ戻した直後に1枚引くため、そのドローでゼラエルを引いてしまう可能性があります。手札に来た場合は直接召喚されない点には注意が必要です。
《天司長の後継・サンダルフォン》は直接召喚時に自身を手札へ戻すため、通常は破壊済みフォロワーになりません。《輪廻転衝》との組み合わせは、ゼラエルほど直接的ではありません。
1~8コスト判定で間違えやすいポイント
1~8コストデッキを組む際は、実際に支払ったPPと「元のコスト」の扱いを混同しないことが重要です。アクセラレート・結晶・エンハンス・コスト減少では判定が異なります。
- アクセラレートでプレイしたカードは、アクセラレートの値が元のコストとして記録されます。
- 結晶でプレイしたカードは、結晶の値が元のコストとして記録されます。
- エンハンスで追加のPPを支払っても、元のコストは変わりません。
- 手札でコストが下がった《ガロダートVSゼット》を7コストで使っても、元のコストは8です。
- 同名の直接召喚カードがデッキに複数あっても、同じタイミングで出るのは1枚です。
- 《混迷の監獄・アズヴォルト》から場に出たフォロワーのファンファーレは働きません。
特に《最古の獄卒》は、アクセラレート1なら1コスト、本体なら6コストとして扱われます。1枚で複数のコストを同時に埋められるわけではない点に注意しましょう。
ナイトメア新カードの総評
最後に、新カード10枚と相性のよいニュートラルカードを踏まえ、現時点で考えられるデッキの方向性を整理します。
今回のナイトメアは、既存デッキへ無条件で入る汎用カードが増えたというより、明確な軸を持つカードが追加された印象です。
ラストワード軸では、《イステンデッドVSマルチルゲート》《幽冥の中尉》《死神払い》《淵底の大佐》が中心になります。低コストのラストワードを並べ、クレストによる継続除去で盤面を支配する形が考えられます。
自傷軸では、《強襲の特攻隊長》《鉄鎖の繋がり》《激烈の副総長》で相手を削りながら体力12以下へ入り、《ガロダートVSゼット》の疾走で決める形が分かりやすい勝ち筋です。
ニュートラルを組み込むなら、《途絶した輪廻・ゼラエル》と《混迷の監獄・アズヴォルト》を軸にした1~8コストデッキも候補になります。《無我の看守》と《最古の獄卒》は複数のコスト帯を埋めやすく、ナイトメアの除去不足も補えます。
現時点で特に注目したいのは、《イステンデッドVSマルチルゲート》と《ガロダートVSゼット》の2枚です。一方で、《トゥインクルデビル》は構築戦での役割が薄く、採用先を見つけるのが難しそうです。
新環境のナイトメアは、ラストワード、自傷、1~8コストの3タイプが主な候補になりそうです。どの軸も必要なカードがはっきりしているため、実装後は中途半端に混ぜず、勝ち筋を決めて構築することが重要になります。

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